北海道ツーリング 

7日間の日程

初めての北海道。新婚旅行に選びました。
フェリーでとも考えましたが、期間が短いため空輸にしてしまいました。
ANAのスカイツーリングというツアーでいざ出発!

  1. 2002年5月26日(日) 関空→千歳    
  2.         27日(月) 千歳→札幌→富良野    
  3.         28日(火) 富良野→トマム→十勝平野→帯広→然別湖→ナイタイ高原牧場→石狩
    -------------------→層雲峡→旭川→美幌→富良野                         
  4.         29日(水) 富良野→旭川→層雲峡    
  5.         30日(木) 層雲峡→美幌→屈斜路湖→硫黄山→摩周湖→阿寒湖   
  6.         31日(金) 阿寒湖→帯広→日高→札幌経由→小樽
  7.        6月1日(土) 小樽→札幌経由→千歳→関空 

 1日目☆5月26日(日)

前日披露宴を終えて自宅に帰ったのは今日の4時・・・。 
 朝早いのに大丈夫かと思ったけどなんとか起床。準備を済まし、バイクのメンテを終えていると、
受付時間の時間が・・・。慌てて出発。関空まで10分ほどの所にすんでいてよかった。
まずは、国内貨物へ行く前に関空のガススタでガソリンをほぼ空にします。それからスカイツーリングのカウンターへ。
手続きをすますと、愛車がコンテナの中へしばしのお別れです。



4時過ぎの飛行機で千歳に向かいました。
くつろいでいるうち、あっという間に千歳へ。今まではバイクに荷物を積んだままコンテナに積めたのだが、テロの関係でそれが
できなくなってしまったので、荷物を受け取ってまた国内貨物へ行く。
行こうとタクシーを待っていると、観光案内のおじさんがこちらを見て話し掛けてくる。
どこから来たの?どこへ行くの?色々話しているうちに、お土産を買うところや、おいしいラーメン屋さんを教えてくれた。
ありがとう、おじさん!
さて、国内貨物へ行き愛車を引き取りに。無事に傷もなく会えましたよ。さて千歳へ移動です。
今回はキャンプとも考え一応道具は持ってきたけど、まだシーズン早く夜は寒い!ということで贅沢とは思ったけど、
ホテル泊にしました。ま、ハネムーンなのでいいということで。千歳全日空ホテルを目指し走っていたら、迷った。
そして、Uターンしようと右レーンにいるとパトカーから声が・・・。
何?違反?とおもいきや、「右折レーンでは横に並ばないで縦にしっかり並んで・・・」なんだ、脅かすなよ・・・。
そうこうしてるうち、ホテルに到着。寝不足ということもあり、早めに就寝。おやすみ・・・。

2日目☆5月27日(月)

少し遅めの出発。無線を取りつけ準備万端。
だんだんと市内をぬけるうちに道が広がり北海道にきたんだという実感がわいてくる。
念願の北海道ということもありただただ、感激♪いつまでも続く一本道。
周りは5月ということもあり新緑。

今日は昨日観光案内のおじさんが教えてくれたお土産屋さんへ。
お土産を買い今度はラーメン屋さんへ。有名な「すみれ」。めちゃくちゃおいしかった。
腹ごしらえもしたことで今日は富良野方面へ。
富良野に着くころには、あたりは暗くなりかけて・・・。
うちらを襲ったのは、虫の大群・・・。大虫嫌いの私には、つらかった。
虫がぶちぶちと音を立ててジャケットやメット、バイクにあたっていく。
きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!助けて・・・・。
ただただ、一人でメットの中で叫ぶこと。もう半泣きでしたよ、ほんと。
そうこうしてるうち、今夜の宿泊場所の富良野プリンスホテルに到着。
明日はどこへ行こうかな・・・。 
 

3日目☆5月28日(火)

今日はもう一泊するというともあり、少しで軽量化して出発。富良野を起点にぐるっと一周することに。
まずは富良野の熱気球に乗りたいということで探す。ホテルの近くという話なのに
みあたらない。看板はあるのに。よくみると、1週間後からの営業って書いてあるじゃない!なんてこった・・・。
仕方なく断念し、先へと進む。途中アンパンマンの館をうらめしそうに横目で見、進む。
私は行きたかったんだけど出発してばかりだったので、言い出せず・・・。そして着いたのは、狩勝峠。
風がすごく強くて帽子が飛びそう。大パノラマの景色にまたまた感動!
ここで少し休憩してまた進む。途中、一面の草原に思わず、足を踏み入れる。気持ち〜〜!!


十勝を抜けて然別湖へ。静けさがまた魅力な湖だった。そこで少し林の中に入り自炊を。
インスタントラーメンもこういうところで作るとおいしいな。食べ終えて、ナイタイ高原牧場へ。


沢山の放牧牛に圧倒。更に上えと上っていくと景色が更によくなる。
いつまでも続く牧草地を見ながらゆっくりと上っていく。気持ちが良かった〜〜。頂上付近でまったりと
眺めていたいとこだけど、時間が・・・。日が暮れたらやばいというとで、進む。途中キタキツネにあう。


毛のはえかわりの時期らしい。とても人に慣れているようですぐに、餌をもらいに来る。日光の猿並みにすごい・・・。
だんだんと暗くなりだし、気温も低くなる。おかげで三国峠の絶景を見損ねてしまった。暗闇の高い橋は更に怖い。
私、高所恐怖症なんだよね。「鹿注意!」の電光掲示板が目に飛び込んでくる。
え???左右を見ると、ぴょこぴょこ角が、光る目が・・・。鹿の群れに遭遇したのだ。自然を感じた。
すごい数に驚きぶつからにようにと、ハイビーム、クラクション攻撃で突き進む。だんだんと寒さのせいか、
疲れもピークに。ペースも下がりこころなしか、フラフラしてる。眠たい、寒い・・・。最悪な状況で走る。
街が見えたときは本当にホッとしたな。気力はあるけど、体力がおいつかない。悲しいね。
旭川を抜けやっと、ホテルに着いたときは翌日1時。着いて良かった・・・。

4日目☆5月29日(水)

富良野をあとにし、旭川経由でR39へ。途中何台もの自衛隊さんの乗るジープの大群にであう。何台もつらねてかっこいい。
異国の地に来たみたい。思わず自衛隊さんが沢山休憩してるパーキングに一緒になってはいる。
そこでは秋田から来たというご夫婦に話し掛けられた。お金がつきたら帰るという気ままなたびをしてるみたい。
宿が取れなかったときは車で寝るんだって。お勧めポイントやお勧めの宿を教えてくれた。
とてもあたたかいご夫婦で、うちらに何十年かしたらこうやってまた旅しにきたいな・・・。って思わせてくれるひとときでした。
お別れをしご夫婦を追いかけるように進む。しばらく追越をかけながら進むとまたあのご夫婦の車に追いつく。
気づいたようでハザードでこちらに合図してくる。なんか、こういうのいいよね。2人で手を振りまた追い越しをかける。
出会いっていいですよね。そして層雲峡まで更に進みます。
そこまでの道はま・・・っすぐな一直線で遠くの山にはまだ少し雪化粧が見える。


いつまでも続くまっすぐなみち、気持ちがいいね。


層雲峡に近づくにつれて、昨日真っ暗で見えなかった岩壁がせまってくる。 迫力そのもの!
岩壁に鹿がひそんでいるようなそんな想像をしてしまう。ほんとすごい。今日はここ、層雲峡で一泊。
その前に層雲峡を見下ろせる展望台へ続くロープウェイを発見。いそいで行くけど営業時間が終わっていた・・・。
あ〜あ。行きたかったな。
温泉にゆっくりとつかり(人がいなくかしきり状態!)ゆっくりと休む。が・・・、夜中に目を覚ましてみると・・・。
旦那さまの足が私の顔の横に??なんで?あ・・・・^^;
私の 寝相の悪さにびっくり。ほんと疲れていたんだな・・・。

(とりあえず言い訳を・・・)またひたすら眠る・・・zzz。

5日目☆5月30日(木)

さて今日はまあまあ早起きをして(ここんとこお疲れで10時過ぎの出発だった。) 8時には層雲峡を後にする。
道が開けてきて、峠はとても気持ちがいい。やっぱりいつまでも続く一本道。今日は、摩周湖目指して進む。
すると、美幌峠に着く。 美幌峠からの景色は屈斜路湖を一望できて、大パノラマが広がる。
少しまた上へと高台を上っていくとさらに景色が広がる。でもバイクのブーツって歩きづらい。


あまりのいい天気にすがすがしく眠くなってきて、この旅初めての昼寝にありつく。
風がここちよくっていつのまにか夢の中へ・・・zzz。昼寝を終えてバイクに戻ってみると一台のバイクが。
まだシーズン始まってばかりのためあまりバイクに会わない。しかも近づくと女性ではないかい。
嬉しさのあまり話し掛けると、どうやら関東の編集者でツーレポを書くためたびにきたという。
女一人ですごいな・・・。私にはできない・・・。しっかり某雑誌を宣伝されて、この旅を投稿してみたらと勧められる。
投稿しても載らないんだろうな。
(後に投稿してみるが、やはり掲載されなかった・・・泣)
さて峠をおり屈斜路湖へ。砂湯を目指す。本当は湖横の露天風呂に入りたかったんだけど時間の都合で断念。
砂湯では童心に帰り無我夢中で掘り続ける。だんだんと涌き出るお湯に嬉しくなる。
隣にいた姉弟も手伝ってくれてシャベルまで貸してくれて、見事足湯が完成! 足だけつかるだけでもだいぶ疲れがとれすっきりした。
更に進み、硫黄山へ。 モクモクと涌き出る蒸気はすごくて、近づくとこれまた熱気がすごい。
そばでは「たまご〜〜〜〜たまごっ」と独特の節にあわせて温泉卵売りのおじさんがいる。それならと、買ってみる。
ひと袋5個くらい入っていて二人でいっきにたいらげる。おいしかったよ。そして霧の摩周湖へ。


めったに湖面を見せてくれることはないという湖。今日はどうかなと楽しみに。大三展望台横に止める。
そこからはさっき行った硫黄山が見えた。 このとおり、霧はひとつなくすっきりと湖面が見えた。
いいことあるかな。神秘的だった。第一展望台はここよりも、標高が低くなる。そこへも立ち寄って、この後のコースを相談する。
結果今日は阿寒湖で一泊することに。マリモの湖。
クルージングを楽しみたいボーと乗り場へ行くとまたまた営業が終わってばかり。ほんとついてない・・・。トホホ・・・。
空いているホテルを探し、近くを散歩。今日も早くに眠りにつきました・・・zzz。

6日目☆5月31日(金)

早朝の阿寒湖を眺めて、いざ小樽へと。


昨日まで運良く一日も雨に降られることなくきたけれど今日はどんより曇り空。
少し進んだところのコンビニで朝食を済まし、ぼーっとしていると、一台のトラックが。これは・・・! なんてレトロなトラック。


市のトラックみたいで思わず運転しているおじさんに話し掛ける。感動して誉めまくりの私たちをよそにおじさんは複雑そう。
新しいトラックにのりたがっているようなのだ。それにしても、ステキ♪
雨が降らないように祈りながら、R247で帯広を経由。
日勝国道あたりからだんだんと霧が濃くなってとうとう5メートル先はまったく見えないという最悪の状況に。
こんな深い霧の中ででの走行は初めてで、先導する旦那さまに無線でハザードをたいてとお願いし進む。
怖くてハンベソ状態でのろのろ車にまであおられながら進む。霧が晴れたとおもったら、今度はものすごい雨が。
雨が体にあたり痛いのなんのって。峠を越えると今までが嘘のようにカラッと晴れ渡り、途中で休憩しながらカッパを乾かす。
でも、ものの1時間程雨に降られただけど終わった。これも普段の行いがいいから??
そして、道東自動車道で札幌を経由していっきに小樽へ。近づくにつれて石狩湾が広がってくる。
真っ青な海にウキウキしながらもう少しで小樽だと思うと、自然にスピードが速くなり気持ちが高ぶる。
もう少しってとこで、メーターを見るとガソリンが・・・。
あ・・・・、エンジンがバラバラ言い出す。うわ・・・・。
そう、リザーブに入ってしまったのだ。こんな高速で仕方なしに路肩へ寄って止まりコックを切りかえる。
気持ちをとりなおし、またスピードをあげる。小樽は以前にも旅行で来たことがあったのだけど、とても楽しみにしていたのです。
ホテルに到着し、急いでシャワーを浴びて運河の前でバイクの記念撮影に。綺麗な街並みにいい感じ。


運河の前と港へ行って、パチリついでに今日止まるホテルもパチリ。 なんだか豪華なんです。
ここで私たちのバイクを紹介。左が旦那さまのバイク(HONDA CBR1100XX)
右がゆかりんのバイク(KAWASAKI ZRX1100)



室内もなかなかオシャレなんだよ。そしてバイクをホテルに戻し、お土産を買いに。
大正ガラス館へ行きたかった私は営業時間ぎりぎりで入ることができ沢山お土産を買う。
新婚旅行のお土産にぴったりなものを発見。ひとめボレで買っちゃいましたよ。 その後夕食へ。
ほんとは小樽の夜景を見たかったんだけど、ノロノロしていたらロープウエイの時間がまたまた終わちゃった。
なんてついてないんでしょ。夕食は小樽ビール館へ。 店内は少し照明を落としていていい感じの雰囲気。
席代を払うと、生演奏を目の前で聞きながら食事を楽しめるのだ。もちろん席を確保して演奏を聞きながらおいしく食べる。
食事もとてもおいしかった。遅くまで食事を楽しみ、ホテルへと。明日はとうとう最終日。早いものだ。

7日目☆6月1日(土)

日にちは6月に変わり、とうとう最終日。早いものだ。朝一で人力車による観光を45分間楽しむ。
ここちよい風が顔にあたり気持ちがよかった。「千と千尋の神隠し」の映画に出てくるような民家があった。
そこは今空家なのだそうだ。もったいない。その後荷物をまとめ、バイクのまま小樽オルゴール館へ。
時間の許す限り店内を楽しみ、千歳へと向かう。もっと北海道にいたかった。1ヶ月くらい旅してみたい。
また来たときと同じようにバイクをコンテナに積むため国内貨物へ。関空ではガソリンを空にしたという証明書はいらなく
タンク内はほとんどないこともあったのでそのまま行くと、拒否された。証明書をもらってこいと。
ガソリンスタンドに戻り空にして証明書をもらいカウンターへ。またまたしばしのお別れ。
このツアー便利だからもっと利用客増えるといいのにな。
でも、フェリーで行くのに慣れてるひとには割高かな?
私たちは時間はお金にはかえられないということで利用したけど。おかげで沢山回ることができたし。
そして搭乗手続きを済まし北の台地を後にする。
さよなら、でっかい道・・・。
あっというまに大きな大地が小さくなり、見えなくなる。淋しい・・・。そしてあっという間に関空。
帰り道でも関空の橋が強風注意の掲示板。すごい風で飛ばされそうになりながら自宅に到着。楽しかったな〜〜。

今回のツーリングは旅の中でも一番最高なものになり、もちろんツーリングの中でも最高のものになった。
いつまでも続く一本道。見渡す限りの草原。
遠くに見える山。目の前に広がる大パノラマ。
何度見てもいい光景で飽きなくてよかった。
どれもこれも今でもまだ目にしっかりと焼き付いている。
またいつかこうして二人で旅がしたいな・・・。


                                           
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